京都地球環境の殿堂 ── 当研究所の槌屋が殿堂入り
京都地球環境の殿堂は、1997年に「京都議定書」が作られたCOP3を記念して京都府・京都市によって設立されました。COP3の会場であった京都国際会議場にあります。2010年に第一回の授賞式が行われ、地球温暖化のコンピュータ・モデルを作成したプリンストン大学の真鍋淑郎博士に授与されました。真鍋博士は2021年のノーベル賞を受賞しています。
その他の殿堂入り者には、レスター・ブラウン、エイモリー・B・ロビンス、ヴァンダナ・シヴァ、宮脇昭、ハーマン・E・デイリー、中村哲、デニス・L・メドウズ氏などが名を連ねています。
(http://www.pref.kyoto.jp/earth-kyoto/dendo/index.html)
2021年の第12回京都地球環境の殿堂に、当研究所の槌屋治紀が選ばれました。槌屋は、1980年「エネルギー耕作型文明(東洋経済)」を発表し、IPCC第2次報告書の作成に参加し、国立環境研究所「脱温暖化2050プロジェクト」のアドバイザーを務め、 WWFジャパンと「脱炭素社会へ向けた2050年エネルギーシナリオ」の作成を行うなど、日本における再生可能エネルギーの普及促進に貢献したことが認められました。
京都地球環境の殿堂授与式 2021年11月 京都国際会館